会社設立お役立ち情報 | 「フラッシュマーケティング」って何?

平成22年8月3日(火)

インターネットで時間内に設定した人数が集まればクーポンをもらえるといったサービスを提供する「フラッシュマーケティング」という手法が注目をあびつつあります。

これは例えば「24時間以内に100人集まれば、「**レストラン」のコース料金を半額にします」といったような呼びかけで仲間をつのって購入してもらうもの。火付け役は2008年に米国で生まれた「グルーポン」。大幅割引が受け、会員登録している消費者は300万人を超えたそうです。

既に日本でも幾つかフラッシュマーケティングのサイトが稼働していますが、大手リクルートが今月21日に「pomparade(ポンパレード)」というホームページを開きました。飲食店や宿泊施設のほか美容・習い事を中心にクーポンの発行しているとのこと。これはサービスを提供する企業がサイトを運営しているリクルートに手数料を支払うという仕組みです。企業にとっては、新規顧客の開拓ができ、また稼働率が悪い時間帯に限ったクーポンを販売でき、店舗の売上増を見込めるといったメリットがあります。

一方で「pomparade(ポンパレード)」では、初日に売った飲食店の「50%引き5000円」の料理が通常4800円のコースと同じだったため、ツイッターなどで「高い」との批判が広がりました。
価格にシビアな消費者は、サービスの質も厳しく評価するというわけで、企画に手は抜けないというわけです。

今後はもっとさまざまな商品やサービスが売られていくでしょうが、フラッシュマーケティングの手法による購入はいずれにしても消費者も素早い反応が必要ですね。