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スタッフ日記 | 志賀直哉所有の仏像
平成23年9月22日(木)作家・志賀直哉が昭和初期に谷崎潤一郎から譲り受け、戦後所在が分からなくなっていた観音菩薩立像が、早稲田大学会津八一記念博物館に収蔵されていることがわかったそうです。
相愛大学の呉谷充利教授らの研究グループによると、この観音像は平安時代に作られた木造の菩薩立像で、1927年(昭和2年)、志賀直哉と谷崎潤一郎が奈良市内の骨董(こっとう)品店で見つけ、2人とも気に入ったものの谷崎が当時の値段で3000円で購入しました。3000円というと、なんと現在の1000万円に相当するといいます。
志賀は1932年に谷崎から観音像を譲り受け、奈良市内の自宅に飾っていましたが、東京に転居し戦後の困窮で売却して以後、行方が分からなくなっていたそうです。
会津八一記念博物館にたまたま昨年10月に行きましたが、展示されていないものの中にもこんなお宝が眠っていたんですね。開運何でも鑑定団に出したら幾らぐらいになるのでしょうか。
(フロッグ東本)
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